ある愛の詩

愛とは決して後悔しないこと。

この台詞が全てを物語ってくれる、まさに名作中の名作です。

貧富の差というのは、どうしていつも幸せなカップルの試練になってしまうのでしょう。

資産家のオリバーと、普通の家庭のジェニー。オリバーの父親が反対しなければ、二人はもっと幸せになれたはずなんです。そう思うと、悔しくてなりません。

愛とお金を天秤にかけたとしたら、必ず愛が重たくならなくてはいけないんだという事が、この映画が伝えたい事ではないかと思うんです。

純粋な愛というのは、相手にお金があるかとかないかなんて関係ない。ただ、側にいてくれれば、それだけで満足なはずなんです。

オリバーは、勘当されてもジェニーの側にいました。ジェニーも、そんなオリバーを心から愛したのです。

ジェニーが病に倒れ、オリバーは皮肉な事に父親と和解します。そして、父親にジェニーを愛した事を後悔しないという事を伝えます。もしかしたら、一番後悔したのは、オリバーの父親なのかもしれません。オリバーが去り、オリバーの父親はやっと失ったものの大きさを知ったのかもしれません。ラストシーンの、あまりにも悲しいオリバーの表情が切なかったです。愛する人を失い、永遠の愛を得るなんて、こんな切ない事はありません。大号泣ではなく、静かに悲しみが押し寄せてくるような、そんな映画です。

そして、静かに流れてくるテーマソングが、更に悲しみを増大させるように流れてくるんです。

純愛映画で泣きたいという人にはおすすめです。