亜人の魅力

good!アフタヌーンにて連載中の人気漫画の「亜人」の実写版になるわけですが、かなり完成度の高い作品だと個人的には思います。コミック版を実写化すると「魅力半減」「失敗作」と言われることも多々ありますが、亜人はそんなこと一切ないと思います。コミック版では主人公の永井圭の精神的な成長や心境変化がゆっくりと描かれていましたが、実写版では人物的な深い描写は潔くさっぱらと切り捨てられており、そのかわりにアクションシーンにおける心理戦や頭脳プレイが大きく描かれてきています。原作では心理サスペンス、アクション、ダークファンタジーなど、様々な要素を持っていますが、その大事な部分を逃さずにコンパクトにまとめられていました。

最初から最後まで「アクションシーン」をとにかくかっこよく、クールに魅せるか、リアルに体感させるか、視聴者が時間を忘れてしまうようなハラハラドキドキさせられるストーリー展開を第一に考えて作られた映画だったと思います。

また、佐藤健をはじめ、綾野剛、玉山鉄二、千葉雄大、川栄李奈など主役を飾るレベルの俳優陣が勢ぞろいしている超豪華キャストということもあり、役者全員がストーリーにしっかりとマッチしており、ただ単に「演技」とは思えないほどの白熱した演技力に魅了され、時間を忘れるほどすっかり物語にのめり込んでしまうのも特徴の一つです。「1度見たらその面白さにハマってしまい、何度も見直してしまいたくなる」という作品だと思います。私自身、合計3回も見てしまいました。「まだ見てない」という人はまずは1回見てみることを絶対的におすすめします。最近の映画の中では珍しいほど熱中させてもらえるような作品だということがわかると思います。